今注目を浴びるモバイルペイ(QRコード決済)

中国で爆発的に普及しているQRコード決済が日本国内でも急速に広まり始めています。Yahoo!、Apple、楽天、LINEなど、ベンチャーのOrigamiも「Origami Pay」といったペイサービスを展開しています。KDDIも2018年度中にサービス開始を決めておりさらにモバイルペイメント市場は活況になっていくことが予想されます。それでは、日本で新たな決済手段として話題になっている“QRコード決済”について調査を行いました。

なぜいまQRコード決済なのか

さきがけとなったのは日本国内ではなく、モバイル決済大国の中国が火付け役です。「Alipay」や「WeChat Pay」が2013年ごろから中国でローンチした影響が大きい。中国ではじまった事ではあるが近年、爆買いで日本国内に訪れる中国人インバウンドにより日本の店舗側も決済手段として用意が不可欠となっているが現状です。さらに理由は2つ挙げられます。

1つ目は、2020年の東京五輪に向けた「インバウンド」×「キャッシュレス」の流れの中で、QRコード決済導入の流れであること。

2つ目は、導入コストが廉価で全国チェーンでの導入進み、銀行のQR決済導入における規格統一の動きなど企業全体で導入の動きが活発であること。

QR決済、統一へ動く実現へ、年内にも指針 キャッシュレス化に弾み
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO31436120W8A600C1EE8000/
3メガ銀、QRコード決済に参入へ 規格を統一
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27435400X20C18A2000000/

支払い方法は2通り

  1. ユーザーのスマホでQRコードを提示し、店舗側で読込
  2. QRコードを店頭のPOSなどに掲示し、顧客側スマホで読込

 

依然として現金主義の日本市場に浸透するかが課題

suicaやedyなど電子決済マネーによるキャッシュレスは一定認知されており、普及しているように思えますが日本のキャッシュレス決済比率は、2008年の11.9%から2016年には20.0%へと推移、8年間で8%程度の上昇に留まっており、他国と相対的に比較をするとまだまだ普及状況は低いことがうかがえます。理由としては日本独特の“現金主義”が影響しており、“現金主義”が原因と一言で片づけてしまいがちですが、紐解くと日本の便利さが普及を阻害している要因ともいわれています。

阻害要因

  • 盗難の少なさや、現金を落としても返ってくると言われる「治安の良さ」
  • 偽札の流通が少なく、「現金に対する高い信頼」
  • 店舗等の「POS(レジ)の処理が高速かつ正確」であり、店頭での現金取扱いの煩雑さが少ない
  • ATMの利便性が高く「現金の入手が容易」

 

参考:経済産業省「キャッシュレス・ビジョン」「クレジットカードデータ利用に係るAPIガイドライン」を策定しました」より抜粋
http://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180411001/20180411001.html
さらにモバイルペイメント市場だけで比較すると、モバイルペイメントの利用率は、日本銀行の発表 によると、日本は6%、米国は5.3%、中国は98.3%(2017年6月時点)と中国とは歴然の差ということになります。

http://www.boj.or.jp/research/brp/psr/psrb170620.htm/
出展:日本銀行「モバイル決済の現状と課題」より抜粋

主要企業のQRコード

今後お財布を持たない日本でも訪れるかもしれません、キャッシュレス化、モバイルペイメントと世界の出遅れないように官民が一体になって普及を進めていってほしいですね。上記にお使いのサービスがありましたら、ぜひ登録をして試に使ってみてください。

続いて本サイトのインターネットリサーチを活用して全国の男女100名(女性41、男性59)に「電子マネー・モバイル決済の認知と利用意向」についてアンケートを実施しています。

「電子マネー・モバイル(QRコード)決済の認知と利用意向」についてアンケート

つづいて、電子マネー・モバイル決済の認知と利用意向に関するアンケートを実施しました。

本サイトのインターネットリサーチを活用して全国の男女100名(女性41、男性59)に「電子マネー・モバイル決済の認知と利用意向」についてアンケートを実施しました。

■回答者プロフィールデータ

■電子マネー、モバイル決済の利用経験がありますか?

「電子マネー、モバイル決済の利用経験がありますか?」という設問に対して経験があるが90%、経験がない10%とほとんどの方が電子マネー決済の利用経験があると答えました。

■電子マネー、モバイル決済の利用経験のある決済手段を次から選んでください。(複数選択可)

SUICA・PASMOなどの交通系電子マネーが66%、次いで楽天Edyが30%、WAONが29%という結果になりました。SUICA・PASMOなど交通系電子マネーが圧倒的に利用率が高いという結果に関してですが、SUICA・PASMOなどは通勤通学で電車に乗る際に利王するのは当たり前になってきていますね。さらに、利用できる店舗や自動販売機なども多くある為、利用者が増えこのアンケート結果につながったのではないかと考えられます。

この回答選択肢の中でも最近の行政側がキャッシュレス化を推し進めようとしている手段として「モバイル・QR決済(LINEPay、ApplePayなど)」がありますが、こちらの認知と利用経験についてもアンケートを行っています。

■知っている聞いたことのあるモバイル・QR決済(LINEPay、ApplePayなど)を選んでください。(複数選択可)

ApplePayが82%、LINEPayが75%、PayPay(Yahoo!)が69%という結果になりました。手放せなくなっているスマホというハードウェアに加えて、アプリケーションソフトウェアとしてのLINE、検索サービス大手のYahoo!など多くの利用者を抱えているブランドやサービス事業者側が認知を高めている結果となりました

■使ったことのあるモバイル・QR決済(LINEPay、ApplePayなど)を選んでください(複数選択可)

多くの方は使ったことがないという答えでした。楽天Pay、ApplePay、LINEPayという答えが比較的多くありましたが、まだ利用者は少ないと言えそうです。今後もたくさんのモバイル・QR決済サービスが出てくると思いますが、どのサービスがスタンダードになるのか気になります。